チベット仏教
この記事は 2012年に書いた ブログです
事の発端は、NHKでチベット仏教死者の書の特集放送を見たことに始まりました。
日本の仏教には、多くの宗派があります。
それぞれの宗派の開祖(高僧)が自分の悟りを取り入れたからです。
ですから、宗派により少しずつ違ったものになっています。
また それ以前にも 気の遠くなるような歳月をかけ
中国を経て日本に伝わったと聞いています。
そしてその間にも 沢山の人の解釈が介在しており
御釈迦様の説いた 仏教のオリジナリティは薄れています
発祥の地インドでも、仏教は衰退し、ヒンズー教になっており、
御釈迦様のオリジナルは、すでに存在しないそうです
ですが
チベット仏教は、お釈迦様の説いた オリジナルに近い仏教を
今日に伝える数少ない、仏教だそうです。
チベット仏教には、その時代が欲する時に
どこからか経文が見つかる埋蔵教があるそうです。
その埋蔵教、死者の書によると
コバのブログ
私も貴方もみんな、旅の途中、生まれては死に、また、生まれ代っては、また死んでいく、輪廻転生の長い旅の途中。
この輪廻の旅を終わらせるには、解脱するしかない。
(解脱とは、輪廻転生の輪から外れ、永遠の安らぎを得ること)
亡くなられた方の魂は、亡くなられた日から数えて 3日~5日くらいは
元の体から離れ、身軽になり、自由に何処へでも行けるようになる。
この期間が過ぎると、今度は、優しいお顔の仏様や、怖い憤怒のお顔の仏様が
死者の魂の前に現れ、解脱へと導こうとなさいます。
この仏様達による解脱への導きは、死後、2~3週間くらい続きます。
ですが 解脱を成すのは、容易い事では無いようです
解脱に失敗した魂は
また、生死を繰り返す輪廻転生の輪の中に 帰って行かねばなりません。
そうして、亡くなられた日から数えて、49日後には
何らかの新しい身体を得て、再びこの世に生まれ変わる事になるのです
輪廻転生の輪の中に帰って行くのです
ですが、そのお姿が、この次も人間という訳ではないのです。
何に生まれ変わるのか、判らないのです。
この埋蔵教では、この次も人間に生まれ変わるための、3つの約束ごとを説いています。
解脱に失敗した時から必ず!
1・森や草原 荒野といった荒地に行ってはいけません。
この世には六道なる世界があるそうですが、中でも、飢餓道、畜生道、地獄道 そういった世界に迷い 込んでしまうそうです
2・人間以外の生き物に触れてはいけません。
意識のレベルでもいけません、つまり、思い出してもいけないということです、人間以外の生き物に触れれば、その触れた生き物に生まれ変わってしまうそうです。
3・眩いばかりの清らかな光を求めて、そして、その光に包まれるのです。
以上が大体の内容ですが
生きとし生けるものを、大切になさい、例えば、そこの野良猫、石なんか投げてはダメだ、
もしかすると、あの猫は何代か前には、君の母さんだったかも知れない、
その時には君の事を、とても大切にしてくれた筈だよ。
生まれる時、君は、解脱出来なかった事を悔み、君は泣く
死する時、君は、訪れる解脱のチャンスを喜び、廻りの人達は別れを惜しんで泣く
そういう生き方をなさい。
本当のことは判りませんが・・・・・
コバコングの部屋
定年退職後
残りの時間を有意義に使いたい

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